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実践紹介

組んでも危なくない「組みダンス」の提案!

 危険と指摘され続けている「組体操」。単に禁止/制限するのではなく、もっと前向きな形で発展させようと挑戦した実践を紹介します!

 弊所学術フェロー岡本和隆先生とOne and only. Creative株式会社・義井翔太氏が共同開発をした、運動会における「組み体操」に代わる演目として「組みダンス」という新しいコンセプトを提案するプロジェクトです。

 「組み体操」が安全性の面などから、これまでのような形で進められなくなる中で、運動会の花形種目である「組み体操」が大切にしていた部分をしっかり継承する形で、新たな表現可能性を求めたモデルとして実践を重ねています。

 本取り組みのポイントは、プロダンサーとの外部連携により、教育プロパーと専門プロパーの両面から、「組み体操」の解体と解釈を行い、「組みダンス」へと再構成したということでもあります。また、その一方で、学校内行事として実現するために、組織内の理解を得るだけではなく、教員、生徒、保護者に対しても必要かつ大切なアクションであるとともに、最も重要な点は、教員の自己満足で終わるのではなく、生徒自身が自分事として主体的に関わっていくプログラムにならないといけない、ということも大切です。

 これまでも表現の授業としてダンス実施されてきましたが、個々人が主体のダンスに対して消極的な生徒でも、「組みダンス」の取り組みは連体責任でもあるため、生徒同士がお互いに学習を補完し合うなど、期待以上の成果も見られています。

 この取り組みを学校教育という枠の中だけでなく、広く世の中へ新たな可能性として問いかけていき、人々が表現をすることに対してよりオープンに慣れることを目指していきます。


関連リンク
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ソコトコ 連載 | NEXTスーパー公務員 | 8 東京都 岡本和隆
One and only. Creative株式会社

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